【お江戸のコミック「黄表紙」の快作選を現代語訳!】 「黄表紙」とは、草双紙の一ジャンル。 それまで赤本、青本、黒本などと呼ばれる子供向き、女性向きだった草双紙に、 安永四(1775)年、大人の男性を意識した一冊が登場します。 これが恋川春町という、まるで少女漫画家のような名前の作者(でもれっきとした武士)が描いた 「金々先生栄花夢(きんきんせんせいえいがのゆめ)」という作品。 田舎から出て来た主人公が、休憩に立ち寄った粟餅屋でついうたた寝。 その夢の中で大金持ちになって遊びまくるというお話です。 これがヒットして、黄表紙というジャンルが流行しました。 まるで漫画のように、絵と文が一体化して進むストーリー展開。 あらすじは中国の故事などを下敷きにしながらも単純明快、 ダジャレ合戦、まさに荒唐無稽でくだらないにもほどがある脱力系。 でもそこがクセになる! 山東京伝や十返舎一九といった、有名作家の筆がおどる名作、快作を、 分かりやすい現代語訳でお届けします。 ぜひ一度、のぞいてみてください♪ ◆「金々先生栄花夢」、「桃太郎後日噺」、「的中地本問屋」、「江戸生艶気椛焼」、「箱入娘面屋人魚」
黄表紙のぞき / 大和堂
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「黄表紙」とは、草双紙の一ジャンル。
それまで赤本、青本、黒本などと呼ばれる子供向き、女性向きだった草双紙に、
安永四(1775)年、大人の男性を意識した一冊が登場します。
これが恋川春町という、まるで少女漫画家のような名前の作者(でもれっきとした武士)が描いた
「金々先生栄花夢(きんきんせんせいえいがのゆめ)」という作品。
田舎から出て来た主人公が、休憩に立ち寄った粟餅屋でついうたた寝。
その夢の中で大金持ちになって遊びまくるというお話です。
これがヒットして、黄表紙というジャンルが流行しました。
まるで漫画のように、絵と文が一体化して進むストーリー展開。
あらすじは中国の故事などを下敷きにしながらも単純明快、
ダジャレ合戦、まさに荒唐無稽でくだらないにもほどがある脱力系。
でもそこがクセになる!
山東京伝や十返舎一九といった、有名作家の筆がおどる名作、快作を、
分かりやすい現代語訳でお届けします。
ぜひ一度、のぞいてみてください♪
◆「金々先生栄花夢」、「桃太郎後日噺」、「的中地本問屋」、「江戸生艶気椛焼」、「箱入娘面屋人魚」