西洋風異世界シリアスファンタジー。 ※本編の試し読みはこちら→http://privatter.net/p/1846352 -------- 国境に近い石畳の街・ポゼで小さな花屋《残響庭》を営む少年・デイと身体の弱い師匠。 九年前に侵略の火から逃れ、ここに居を構えて六年。旅の宿《走れ仔鹿亭》のご主人と歌姫・エメリの親娘や街のひとびとに囲まれてなごやかに過ごしてきた。 しかし、 「知ってるか? ポゼの領主が変わるとさ」 「まあ、火焔帝の国だからな」 その心あたたかな日々に不穏な影が落ち、 (どうするのが、最良、なんですかね?) 胸に秘めていた迷いが膨らみ始める。 そして、 「さあ、皇帝陛下へポゼの街からの貢ぎ物だ」 ある日突然現れた脅威に、併走する滅びの記憶。 暴かれる秘密と迫られる選択。 さあ、そろそろ仕上げよう。喚き続けて嗄れただみ声はもう聞きあきた。 ――咲いてはならない花が咲く。
売切れ
残響に緋の花が咲く / That's right.
http://thatsright.be/西洋風異世界シリアスファンタジー。
※本編の試し読みはこちら→http://privatter.net/p/1846352
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国境に近い石畳の街・ポゼで小さな花屋《残響庭》を営む少年・デイと身体の弱い師匠。
九年前に侵略の火から逃れ、ここに居を構えて六年。旅の宿《走れ仔鹿亭》のご主人と歌姫・エメリの親娘や街のひとびとに囲まれてなごやかに過ごしてきた。
しかし、
「知ってるか? ポゼの領主が変わるとさ」
「まあ、火焔帝の国だからな」
その心あたたかな日々に不穏な影が落ち、
(どうするのが、最良、なんですかね?)
胸に秘めていた迷いが膨らみ始める。
そして、
「さあ、皇帝陛下へポゼの街からの貢ぎ物だ」
ある日突然現れた脅威に、併走する滅びの記憶。
暴かれる秘密と迫られる選択。
さあ、そろそろ仕上げよう。喚き続けて嗄れただみ声はもう聞きあきた。
――咲いてはならない花が咲く。
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