『――許嫁が嫁いでから、はやくも三月がたとうとしていた』 亡き人の遺品の整理を任されたことを機に、"わたし"は少女の時分の記憶をさかのぼる。 十二年前、幼かった"わたし"は屋敷の奥に息衝く、異相の双眸うつくしい少年を見出した。 彼に魅入られたこと、手をひかれたこと、そしてこの世のものならざる思い出は――すべて、枯れ絶えてひさしい花を追いかけて、始まり終わったことだった。 少年少女と朽ち花の、近代和風幻想譚。 ------------------------------ パール調の表紙に、金糸銀糸を漉き込んだ和紙を帯として巻いた装丁です。 試し読み、他詳細は特設ページを参照ください。 [特設ページ] http://tmblr.co/ZI8mij1xfgof2 2015年2月に発行、完売したB6変形サイズの小説本「炎天椿」の再版文庫版になります。 ------------------------------
売切れ
炎天椿 文庫版 / からん舎
http://lir.verse.jp/『――許嫁が嫁いでから、はやくも三月がたとうとしていた』
亡き人の遺品の整理を任されたことを機に、"わたし"は少女の時分の記憶をさかのぼる。
十二年前、幼かった"わたし"は屋敷の奥に息衝く、異相の双眸うつくしい少年を見出した。
彼に魅入られたこと、手をひかれたこと、そしてこの世のものならざる思い出は――すべて、枯れ絶えてひさしい花を追いかけて、始まり終わったことだった。
少年少女と朽ち花の、近代和風幻想譚。
------------------------------
パール調の表紙に、金糸銀糸を漉き込んだ和紙を帯として巻いた装丁です。
試し読み、他詳細は特設ページを参照ください。
[特設ページ]
http://tmblr.co/ZI8mij1xfgof2
2015年2月に発行、完売したB6変形サイズの小説本「炎天椿」の再版文庫版になります。
------------------------------
売切れ