きこりのむすこでゆうしゃのササク

きこりのむすこでゆうしゃのササク / 漣編集室

ジャンル: オリジナル
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「きこりのむすこでゆうしゃのササク」という舞台、が舞台のお話なのです。
だけど役と役者が入り乱れて、なにがなんだかもうわけがわからないよ、いったいどうなっているんだよ、というお話です。
本当にこの演劇がかかっているのか、いないのか、だけどかかっていたら最後まで見たいし、だけど早く逃げ出した方がいいかもしれない。
ひとくせもふたくせもある役者がひとくせもふたくせもある役をやって、それでも、みんな成功をちゃんと望んでいる、はずだ、という前提さえも崩れそう。いつかわかる日がくる、と作者も願ってやみません。

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 再びライトが家の中を照らす。ササクが荷物の前に座っている。荷造りは済んだようだが、忘れ物があったかも知れないと、今にも再び鞄を開きそうな姿勢だ。  家の外に白馬の騎士ロイッフと兵隊が五人(うち三人は厚紙でできており、横棒で操られている)が登場する。ロイッフの髪がいちいち靡いているのは、彼のための扇風機が高い位置に隠されているためだ。たてがみは毎日終演後に、細いボトルのボタニカルシャンプーで洗われて、その質感は日々向上している。  ササクは外の足音に気づくとはっと膝を立て、荷物を服の中に押し込み、無理のあるおっぱいを形成する。二の腕で上手に挟んで、髪を整えながらドアを開ける。ちょうど白馬の騎士ロイッフが家を囲めと兵士に無言で指示したところだった。

(第二場 「ササクの家」より抜粋)ーーーーーーーーーー

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タイトル きこりのむすこでゆうしゃのササク
サークル 漣編集室
種別 同人誌
対象年齢 全年齢
価格 1,000円 (税抜)
発行日 2017年09月18日
サイズ区分 M
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